ロシア・ウクライナ紛争から、中東の状況まで悪化してしまい、ほぼすべての産業に悪影響が出ている中で、当然ですが自動車業界も大荒れです。
とはいっても、何もしてないと、何も生れないので細かな業務をしながら、久々に在庫車を二台仕入れてみました。まず、一台目のご紹介はこのシートのクルマ、ジャガーXEです。
ジャガーというと、最近では多様化コンサルタントによるアドバイスが斜め上にぶっ飛んでいく作用をもたらし、現在苦戦中(というか去年一年はクルマをほぼ生産してません)です。歴史自体は結構古く第二次世界大戦後にサー・ウィリアムライオンズによってスポーツカーメーカーとして誕生。その後高級サルーンや中級サルーンでもヒット作を生み出し、先進性と独自のデザイン性が高レベルで融合したスポーツサルーンやクーペを今も生み出しているメーカーです。いや、今はお休み中か、、、
で、XEですが日本には2015年頃にやってきたジャガー渾身の作です。というのも、1990年代終わりまで大型サルーンのXJとクーペのXKの二枚看板でやってきました。
これではメーカー存続が難しいということで親会社のフォードがミドル級のSタイプを足し、さらにXタイプという小型サルーンを投入し生産台数の拡大を図りました。Sタイプは途中のマイナーチェンジなどが好評でそれなりの販売台数を誇り、後継のXFへ移っていきますが、XタイプはBMWやメルセデスなどの強力なライバルに打ち負かされて一世代で終わります。
Xタイプは当時の親会社のフォードに存在したモンデオというFF車と共用シャシーで作られた車でして、とはいえジャガーも「FFではプレミアムカーとして難しい」と判断してわざわざAWDシステムを投入するのですが、結果として思ったほどは売れず、途中FFモデルも追加したわけですが販売が思ったように上向くことはありませんでした。今思えば優雅な5m級ロングサイズのデザインを無理に4.6mまで詰めた感じがまずかったのか、在りし日のトヨタカローラセレスとスプリンターマリノを思い出させる(?)終わり方をしたクルマでした。
それからしばらくジャガーはBMW3シリーズ級のクラスには参入しなかったのですが、2010年代に親会社がインドのTATAグループへと変わったタイミングで再び戦いを挑むことになります。
デザインも旧来のジャガーから打って変わったものになり、且つ3シリーズ・Cクラス・A4などがひしめくゾーンに「XE」を投入します。この車、その後出て来るクーペのFタイプ、ミドル級サルーンのXF、ジャガー初のSUVであるFペイス(並びにLRヴェラール)の土台になるべく生まれた車でして、下回りの写真なんかを見ると、とてもDセグメントカーとは思えないリアサスのごつさなどが、気合の入り方とコストの掛け方をまざまざと見せつけてくれます。
で、前置きが長くなりましたが、今回仕入れたのは初期モデルの2リッター200馬力ガソリンターボモデル。内装は白系なのでちと汚れが目立っているのでお掃除中ですが、掃除している限りは結構きれいになってくれる走行7万キロ台。外装はこれからアップしますが、地味にあんまり台数がいないレーシンググリーンメタリック。
まぁこれだけだったら特段仕入れもせずに流すのですが、珍しいのは、、、国内個体では珍装備ともいえる「ベンチレーションシート付」なのです。これ、殆どの個体に付いておらず、さらに言えば同等クラスではメルセデスCとかレクサスISのOPでしか用意されてないもの。何故か高温多湿の日本なのに市民権のない装備なのですが、一回味わうとホント快適なんですよ。
これから内装外装仕上げつつ、リーズナブルに個性あるクルマを楽しめる内容に出来るよう、現在作業中です。価格等はまた後日お知らせいたします。
二台目の仕入れもまた後程、、、
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